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ワインセミナーを実施いたしました!

皆さま、こんにちは。互助組合の宮崎と申します。

2月4日、現職組合員様を対象に「奈良ホテル」にて実施いたしました、ワインセミナーのご報告をいたします。

奈良ホテル外観

今回108名というたくさんのお申し込みをいただき、定員を10名増やして60名で実施いたしました。

講師は、奈良ホテルシニアソムリエの宮﨑 剛志(みやざき つよし) 様にして頂きました。

(偶然、私と同じ苗字でした 8-O )

 

この宮﨑様、とても凄い方なのです。

どう凄いかと申しますと、世界有数の総合酒類メーカーであるディアジオ社主催の「ディアジオワールドクラス2013」の世界大会で3位に輝いたという実力者、さらに、2016年11月にはフランスの団体「オルデル・デ・コトー・ド・シャンパーニュ」シャンパーニュ騎士団(350年!の歴史があるシャンパーニュの愛好家の団体だそうです)のシュヴァリエの称号を叙任されました 8-O

 

そんな輝かしい肩書きを持っておられますが、終始とても気さくにお話しいただきました。

(先生方を前にして)学生の頃よう叱られて、先生苦手やったんで緊張しますわ~ :-D (奈良県ご出身ですので、台詞は関西弁で再生してください。)

と、冗談を交えて会場の笑いをしっかり取りつつ、セミナーは開始。

会場風景

ワインの基礎知識から始まり、黒ぶどうからは何色のワイン? → 赤ワイン 白ぶどうからは何色のワイン? → 白ワイン ロゼ色のぶどうからは何色のワイン? → ロゼワイン…ではなく実は白ワインといった楽しい問答も取り入れつつ、ワイン造りの工程を一から詳しく、かつわかりやすく教えてくださいました。ちなみに、ロゼワインは赤ワインと同じく黒ぶどうからできているそうです。

ロゼ色のぶどうだったらロゼワインだろう!と素直に思っていた私は見事に引っかかってしまいました 8-O

 

そして普通のワインとシャンパンの工程の違いを教えていただいたあと、シャンパンの封を上手に開ける技を披露してくださいました。

一番のコツは、よくよく冷やすこと。炭酸飲料でもぬるいと泡が噴き出てしまいますね。
あとはあまり揺さぶらない。親指でコルクを押さえ、コルクとボトルの口の間に指を入れながら持つ。
コルクを固定してボトルをひねると、ガス圧で自然にコルクが上がってくるので、そのままシューッとガスが抜けるのを待って開けると、スムーズにコルクが抜けるそうです。

手馴れた見事な抜栓に、おおっとどよめく会場の皆さま。

その後、各テーブルに1本シャンパンが用意され、代表者が実践することに。

皆さまとても上手にポポンッと開けておられました ;-)

私も特別な日にシャンパンを買って、家で飲んでみたいなぁという憧れがありますが、コルクがポンッと天井に飛んで、電灯がパリン…などとやってしまわないか心配で買ったことがありません。

今年は挑戦できればなと思っております :twisted:

 

そして参加者の皆様お待ちかねのテイスティングですが、まずは、シャンパン。スパークリング

ワインに合う美味しそうなオードブルも用意されました。

今回のセミナーでワインと合うお料理を選ぶコツとして紹介されたものは、大きく分けて二つ。

①色

②食感 ということでした。

シャンパンのような炭酸が発生しているものにはカリカリパリパリとした
食感の食べ物がよく合うとのこと。

例として挙げられたのが、「ポテトチップスを食べるとき、オレンジジュースとコーラのどちらを飲みたいですか?」というもので、殆どの方がコーラを選ばれるそうです。これは、自然に炭酸とカリカリパリパリしたものが合うという理にかなった選択をしているとのこと。
目から鱗がポロポロと 8-O

また、シャンパンと餃子が合うとも。シャンパンのシュワシュワと餃子のこんがり焼けた皮のパリパリ食感・・・想像しただけでお腹が空いてきそうです。

更に、シャンパンはブリオッシュのような香りがするため、芳ばしい香りがするお料理にも合うそうです。

下の画像にある、芳ばしい小エビのシフォンケーキによく合います :-) IMG_5203

 

次に白ワイン。

コノスルワインというチリワインとのこと。

お話しの冒頭に、今は安くても十分に美味しいワインが手に入るというお話があり、このコノスルワインは郡山イオンで1,000円もあれば買えるそうです。白ワイン

何故このワインかというと、宮﨑様たちがトレーニングに使用されているワインだそうです。

こんな味がする、だからこのぶどうを使っていると推測するのに、コノスルシリーズのワインを使っておられるそうです。品種の特性がしっかり出ており、暖かい地域のワインなので、果実味も良く酸味もしっかりしている。なにより美味しくてコストパフォーマンスがよいのが理由だそうです。

なお今回のワインの場合は、独特な柑橘とハーブの香りがするのが特徴 → ソーヴィニヨン・ブランという品種のぶどうといった風に・・・。
なるほど!初めて聞く品種でした。難しい :-?

 

新しいお料理が登場しました :-P IMG_5211

 

次に赤ワイン。こちらも同じくコノスルワインです。

赤ワイン赤ワインはスパイスがきいているので山椒にもよく合うそうです。

今回のお料理に豚の煮込みがでてきましたが、これは、暖かい地域のワインで果実味があるから、濃い味のものが合うとのこと。お料理の色味も濃いです。

ここまでで、色の取り合わせとして例を上げられたのが、

白身魚のバルサミコソースなら、ソースが赤いので赤ワイン。

カルボナーラは白いので、白ワイン。ただし濃いめの白なので、ワインも色の濃い果実味のある白で。等々。

そして、私がとてもわかりやすかった例が焼き鳥でした。

焼き鳥の塩なら、白ワイン。タレなら、赤ワイン。

同じ素材でも、ソースの色で決めるとこうなります、と。なるほど 8-O 8-O
私のこの日一番のうなずきだったかもしれません :roll:

 

そして、最後にテーブルの上に一つ残された、まだ使用されていない空のワイングラス。

皆さま、ロゼかな?貴腐ワインかな?と予想されていたようですが・・・何と日本酒が登場しました。20170204_154107207

まろやかで酸味が効いた、にごり酒。

飲みにくい場合は、お料理として出されていた梨のコンポートと合わせると、梨のコンポートのなめらかさとにごり酒のなめらかさが合って美味しく頂けるそうです。

ここでも色の合わせ方が、にごり酒の「白」と梨の「白」になっていました。

 

日本酒についても、原料による名称の違い(吟醸・大吟醸・本醸造等)や香りや味わいの分類等を教えてくださいました。

世界中の醸造酒の中で日本酒が一番難しいテクニックを使っているそうです。

また、日本酒の提供される温度で呼び方がかわってくるとも。少し紹介しますと、5℃なら雪冷え、10℃なら花冷え、15℃なら涼冷え、30℃近辺なら日向燗(ひなたかん)、35℃近辺なら人肌(ひとはだ)燗といわれているそうです。とても趣がありますね :-o

そして皆さま、お気づきでしょうか。なんと温度が5℃刻みです。
それだけ温度で味が変わってくるのですね。とても繊細です。

しかし非常に種類も銘柄も多彩な日本酒ですが、大きく4種類に分類することができるそうです。

薫酒(くんしゅ)→ 大吟醸酒・吟醸酒 等 冷やしても香りが豊かなので、冷やした方がおいしい。

爽酒(そうしゅ)→ 本醸造酒 等 味が淡くて香りがなめらか。どちらかというと冷やすと美味しい。

醇酒(じゅんしゅ)→ 純米酒 等 コクがある。お米のうまみたっぷり、味が濃くて、香りが低い。燗がおすすめ。

熟酒(じゅくしゅ)→ 古酒 等 冷えたら香りを感じない。常温がおすすめ。

これを覚えておくと5℃刻みにまでしなくても、美味しく日本酒が飲めるそうです。
寒い日には、醇酒あたりで燗もいいですね :oops:

 

最後にこの時期にぴったりのホットワインのレシピを紹介してくださいました。

IMG_5224

ホットワイン

ポイントは渋みの少ない赤ワインで作ること。ご自宅でボジョレー・ヌーヴォーがあまったときの活用術だそうです。

そしてコーヒーのサイフォンとアルコールランプでも作れるんですよ、と手際よく手順を披露。

そして、参加者の皆さまにホットワインの振る舞いが :-)

スパイスが効いていて、でも甘めで飲みやすく、寒い日にはとても身体が温まりそうです :oops:

 

この後は質問の時間を設けてくださり、参加者の皆さまもとても熱心にたくさんの質問をされていました。

ワインの事から日本酒の事まで一つ一つ丁寧な回答をいただき、セミナーは好評の内に終了いたしました。

 

とても楽しかったです、また参加したいです。というお声も頂戴しております。

ご好評を頂いている事業ですので、また来年度も実施を予定していきたいと思っています。

 

あれもこれもお伝えしたい!と書いていたら、とても長くなってしまいました。

私の特に印象に残ったことを抜粋して書いておりますが、拙い文章で申し訳ありません。

本当はもっともっとたくさんのことをお話しいただいております。

是非、皆さまのご参加お待ちしております :-D

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